Arasenblog Witten by Ryuichi Arai

仏の顔も三度 今日から使えることわざ講座 No.63

今日から使えることわざ講座

「仏の顔も三度」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。

読み方

ほとけのかおもさんど

ズバリの意味

どんなにおだやかな人でも、何度もひどいことをされたらおこり出すということ。

ことわざの由来

心の広い仏でも、三度も顔をなで回されたら怒るということから。

似たことわざ

(日本のことわざ)

  • 兎も七日なぶれば噛み付く
  • 一寸の虫にも五分の魂
  • 堪忍袋の緒が切れる

(外国のことわざ)

  • ヒキガエルを鳴くまで踏みつける(オランダ)
  • 忍耐にさえ限度はある(ルーマニア)
  • 忍耐にも程がある(中国)
  • おとなしい犬が噛むと三寸深い(台湾)
  • 辛抱強い人の怒りは要注意(英語)

あらせんより

  • どんなにおだやかで優しい人でも、何度もひどいことをされれば、しまいには怒り出すという意味です。
  • 心が広い仏様だって、三度も顔を撫でまわされたら怒るということからきていることわざです。
  • 優しい人、おとなしい人だからと言って、いつも許してくれると思ったらいけません。仏様のように温和な人にも、我慢の限界はあります。
  • 失礼なことを何度も繰り返したら「いい加減にせえ!」って怒られてしまいます。
  • いつも親から「いい加減にしなさい」って言われている人、親も我慢していたんですよ。

使い方

  • 「勇輔、ゲームばかりしてないで、そろそろ宿題しなさいよ」
  • 「ふぁ~~い」
  • 「勇輔、宿題まだやってないの?」
  • 「うん、もうちょっとしたらやるから・・・」
  • 「勇輔、えっ、まだ遊んでいるの。やりなさいよ」
  • 「もうちょっとでやるから・・・」
  • 「勇輔!!!!!いい加減にしなさい!!!仏の顔も三度までじゃ!!!」
  • ちゃんちゃん

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【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店