Arasenblog Witten by Ryuichi Arai

いじめから逃げる3ステップ

いじめ

  どうしてもいじめが止まなければ、逃げてください。学校は命をかけて行くところではありません。

 「学校に行かない」と決意することは難しいかもしれません。「学校へ行かないと勉強ができなくなる」「将来が不安だ」「学校に行かないと親に怒られる」など、理由は山ほど出てくるでしょう。

 しかし、それでも「逃げるが勝ち」です。学校を休んだって、まったく問題ありません。勉強やコミュニケーション力など、その気になればいつでもどこでも学ぶことができるのですから。これからは「人生100年時代」です。  あなたは、新しい時代を生きる人です。これから面白いことがたくさんできる、その事実に気づいてください。

 ではいったいどのようにして、いじめから逃げればよいのでしょうか。結論からいえば「いじめっ子に接触しない」ことです。

 逃げるための順序は、

 1 個人で避ける

 2 小集団を離れる

 3 学校に行かない

の3ステップです。

 まず1ステップ目は、個人で避ける段階です。

 登校し教室で授業を受けつつ、部活に行きつつ、いじめっ子から距離をおくのです。具体的な方法は、休み時間に図書館に避難するなどです。私の友人に寺井広樹さんという人がいます。寺井さんは食事の時間にトイレへ逃げ込みました。トイレで弁当を食べていたのです。手法はさまざまですが、とにかくいじめっ子を避けましょう。

 2ステップ目は、小集団を離れる段階です。

 教室に入らない、部活をやめるなど、自分が所属している小集団から距離をおきましょう。学校によっては、「相談室登校」や「保健室登校」を提案してくれることもあります。

 3ステップ目は、つまり登校しないということです。

 登校しないことを選択しても家いられない、そんな人もいるでしょう。その場合は「適応指導教室」が最適です。適応指導教室とは不登校の子どもが通える施設で、ベテランの指導主事や職員が配置されており、勉強や相談ができます。  ほかにも児童福祉センターや児童養護施設など、事情によっては逃げ込める場所がたくさんあるので安心してください。前回、紹介した相談できる電話窓口逃げ方を相談することも可能です。