急いてはことを仕損じる 今日から使えることわざ講座 No.45
「急いてはことを仕損じる」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。
ズバリの意味

あわててものごとをやろうとすると失敗するということ。
似たことわざ
(日本のことわざ)
- あわてる乞食は貰いが少ない
- あわてる鼠は穴へも入れぬ
- 急いで天下取った者なし
- せっかちのしくじり
- 急がば回れ
(外国のことわざ)
- 急ぎ慌てれば事を仕損じる(モンゴル)
- 急ぎすぎは害になる(フランス)
- 急ぐ者は遅れる(ハンガリー・グルジア)
- 急ぎ仕事には悪魔がからむ(トルコ)
- 落ち着きのなかに力がある(ドイツ)
あらせんより
- 何事もあせってやるのはよくありません。あわてて取り組むと失敗しちゃいますよっていうことわざです。
- 落ち着いてやればできるのに、あせっていたために失敗したとか、うまくいかなかったことはよくあります。
- 「遅刻してしまう!!!」って大慌てで服を着たら、後ろ前が反対だった。なんていうよく似た経験はありませんか。
- だからあわてず、落ち着いてやろうよっていう教えなんです。
使い方
- 「勇輔、この木の上にめずらしい虫がいるわ。早く取って!」
- 「のぞみお姉ちゃん、急いてはことを仕損じるやで。虫取り網を用意するからちょっと待ってて。その前にトイレも行ってくる。」
- 「勇輔、落ち着きすぎやろ」
- ちゃんちゃん
【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店