#遠くの親戚より近くの他人 No.50
「遠くの親戚より近くの他人」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。
ズバリの意味

遠くに住んでいる親戚よりも、いざというときは近くにいる他人のほうがたよりになるということ。
似たことわざ
(日本のことわざ)
- 遠水近火を救わず
- 知らぬ仏より馴染みの鬼
(外国のことわざ)
- 遠い親戚は近隣の人に及ばない(ロシア)
- 遠くの親戚より近くの友がまさる(ルーマニア)
- 遠くの兄弟よりよき隣人がよい(ドイツ)
- 遠くの神より近くの幽霊が役立つ(ネパール)
- 遠くの仏より近くの鬼(モンゴル)
あらせんより
- 家族でも親戚でもない近所の人に、親切にしてもらったことってないですか?「荒井くん、ご飯食べていく?」なんて言葉をかけられたことです。
- 一方、血の繋がった親戚でも、遠くに住んでいればそういうことはできないですよね。
- 会わないでいるうちに、気持ちの距離も遠く感じますよね。
- そういう「遠くの親戚」よりも「近くの他人」の方が頼りになり、災害や病気などのいざというときにも、助けてくれるというわけです。
- 今の時代、インターネットで遠くとつながれても、ご近所づきあいは大切です。
使い方
- 「のぞみちゃん、この前ね、近所の公園で足をくじいちゃったのよ」
- 「今日子、大変だったね。病院には行ったの?」
- 「お隣さんが連れて行ってくれたのよ。遠くの親戚より近くの他人だよね」
- ちゃんちゃん
【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店