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勝ってかぶとの緒をしめよ 今日から使えることわざ講座 No.34

今日から使えることわざ講座

「勝ってかぶとの緒をしめよ」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。

ズバリの意味

戦いに勝っても油断してはいけない

ことわざの由来

かぶとの緒とは、かぶとを頭にかぶっておくためのひも。勝ってもかぶとをぬがずに、ひもをしめ直し、敵の反撃にそなえておくほうがよいということから。

似たことわざ

(日本のことわざ)

  • 勝ちて兜の緒を締める
  • 敵に勝ちていよいよ戒む
  • 焼き島にへお

(外国のことわざ)

  • 成功しても月桂冠に甘えるな(オランダ)
  • 能力あると偉ぶるな、もっと上の者がいる(モンゴル)
  • 月桂冠の上に横になるべからず(ルーマニア)
  • 月桂冠の上で休むな(ドイツ)

あらせんより

  • 何かに成功したあとこそ、気を引き締めようという意味です。
  • 戦いに勝ったら、重たいかぶとを脱いでほっと一息つきたいところです。
  • ところが、むしろゆるんでしまったかぶとの紐を締めなおせと言っているのです。
  • 勝ったと思って気を抜くと、思わぬ反撃にあうかもしれません。
  • 頭を守っているかぶとを脱いでいたら命取りになるのです。
  • このことわざは、かぶとをかぶり、刀で戦っていた戦国時代に生まれたのです。まさに命を守るためのことわざなんです。
  • ナポレオンが残した同じ意味の言葉に「最大の危険は勝利のその瞬間にある」があります。

使い方

  • 「お父さん、通知表見て。全教科「よく出来る」の成績だったよ。」
  • 「勇輔!すごいじゃないか!夏休みは、遊びまくろう!どこでも連れて行ってあげるぞ」
  • 「お父さん、勝って兜の緒を締めよ、です。夏休みも勉強するよ」
  • 「我が子ながら、しっかりしているなぁ」
  • ちゃんちゃん

【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店