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行列ができるバレーボール教室に学ぶ「情熱指導」 — ゲスト:本郷真也さん(気づく気づくバレー教室/株式会社HONGO)

情熱教師塾㌻

YouTube「情熱教師塾」初のZoom情熱トークに、人気教室「気づく気づくバレー教室」の理事長・本郷真也さんが登場。行列ができる教室の裏側にある指導哲学をまとめました。

動画:https://www.youtube.com/watch?v=mziqvbeuVak

1. 本郷真也さんとは

  • 小・中・実業団まで競技を続けた元バレーボール選手

  • 32歳頃から本格的に指導を開始、現在まで約30年継続

  • 58歳(記事公開時点)

  • 「気づく気づくバレー教室」理事長/株式会社HONGO代表

指導者は生徒に「選ばれている」存在。だからこそ、偉くはないという姿勢が出発点。


2. 指導の原点:「見守る」恩師・桑原先生

高校時代、体罰が横行していた時代に一切手を上げないで向き合う桑原先生に出会います。

  • 練習中にたばこや暴力があった環境下でも、先生は凛として見守る姿勢を貫く。

  • 本郷さん自身、「全国を目指したいから見てください」とお願いするほど信頼を寄せた存在

  • 引退時の紹介では「やんちゃ坊主(カチカチたい)」と笑いながらも成長を喜び、後年はバレーボールマガジンのバックナンバーを送って応援。

  • 先生のお別れの会では、本郷さんのブログ記事が配布され、家族にも成長を喜ばれたというエピソードも。

先生に恥じない自分でいる」——それが今の指導の誓い。


3. なぜ“行列”ができるのか:鍵は「人間力」と「愛情」

保護者は技術の上達だけを見ているのではありません。
「この先生に預けてよかった」と思える人間力を重視しています。

本郷メソッド(核となる5つ)

  1. 子どもファースト:生徒を尊重し、信じる態度を貫く。

  2. 強制より納得:例)挨拶は「やれ」ではなく、なぜ必要かから対話して自発へ。

  3. 向き合う・見放さない:辞めた生徒や離れた保護者の事実から目をそらさない

  4. 愛情ベース:子どもが**「会いたい」関係**をつくる。個性を潰さない関わり。

  5. コーチング視点:良し悪しのジャッジより、価値観を尊重し自分で気づく過程を支える。


4. 勝利以上に大切なもの:目的は「自己成長」

  • 目標:社会で通用すること

  • 目的:自己成長(人のために動ける人になる)
    勝つことを否定しない一方で、プロセスで人間として伸びることを最重要に置きます。
    「根性」だけではない、勝利と人間性を両立するスタイルへ——そして学び続ける姿勢は「死ぬまで未完成」。


5. 学校・家庭で今日からできる実践ヒント

  • ルールは“合意づくり”から:挨拶・片付け・整列など、意味→合意→実行の順で。

  • “できた”を言語化:小さな成長を具体の言葉でフィードバック。

  • 見守りの距離感:手を出しすぎず、挑戦の余白を残す。

  • 別れの後始末:トラブルや離脱も学びに変換(振り返り・改善メモを残す)。

  • 先生・親の成長計画:子どもに求める前に、自分が学ぶ(読書・観察・記録)。


6. まとめ:情熱は「人に向ける熱」

本郷さんの指導は、技術の前に人を育てることが通底しています。
子どもファースト/納得の関係/見放さない愛情。この3点が、行列ができる教室の静かな必然なのだと感じます。