いじめが起こりやすい学級
文科省による全国調査と森田教授の研究から導き出された「いじめの発生率が高い学級の特徴」を3つ紹介しましょう。
・正しいことが正しいこととして通らない
・正直者がバカをみる
・先生が子どもたちにおもねる(機嫌をとる、へつらう)
自分の学級をこのような雰囲気にしないように、という観点で、ぜひ知っていただきたいという思いから紹介しました。
しかし、この理由だけでいじめが発生しているとは思わないでください。
前述のとおり、文科省が3年にわたって追跡調査した結果では、約9割の子どもが「いじめをされた」「いじめをした」と回答しています。つまり、ほとんどの子どもが、いじめの加害者もしくは被害者になっていたのです。
いじめはあって当たり前、どの学級でもいじめが起こる可能性があると認識してください。