Jackie Robinson ジャッキー・ロビンソンの勇気
永久欠番とは、名選手を讃えるものです。米メジャーリーグには全球団が永久欠番とする番号があります。
「42番」。黒人選手第1号のジャッキー・ロビンソンの番号です。
ジャッキー・ロビンソンが活躍した1940年代は、それはそれは黒人差別が酷かった時期です。
マスコミの意地悪、対戦相手からのヤジ、同僚からもバカにされるという、本当に厳しい状況だったようです。
彼は我慢に我慢を重ねて耐えたが、何度もバカにする相手を殴ってやろうと思ったそうです。
しかし、「もし、ここで自分が殴ってしまったら、今後、黒人がメジャーリーグで戦う夢を潰すことになる」と思い、グッと耐えたといいます。
彼は耐えに耐え、活躍を続けます。
このひたむきなプレーは、チームメイトの心を変え、観客を変えていきました。
気がつけば、他球団も黒人選手を採用する流れに。
「大きくなったら、ジャッキー・ロビンソンのような素晴らしいプロ野球選手になりたい」
球場で観戦する一人の白人の少年が言った。どんな嫌がらせにも泣かなかったジャッキー・ロビンソンが、その言葉を聞いたとき、大粒の涙を流したといいます。(近藤隆夫著『ジャッキー・ロビンソン』汐文社)
心が震えました。ジャッキー・ロビンソンすごいです。語り継ぎたいと思います。
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