一人になる勇気、四面楚歌力を磨け!
いじめから逃げるためには、一人になる勇気が大切です。
みんな一人になることが怖いのです。でも大丈夫。孤独で不安がいっぱいの時期こそ、実はチャンスなのです。ピンチの時に前向きに考える力は、いわば「四面楚歌力」です。
齋藤孝さんは著書「友だちがいないと不安だ症候群に効く授業(朝日文庫)」の中で、四面楚歌力について次のように述べています。
「たいがい一流の人というのは、孤独な時期というのを持っているのです。その時生まれるのが『四面楚歌力』です。 周りが 全部自分の敵であるような気がする時があります。『誰もいないんだ、俺の味方は』と感じる時があります。その時がチャンスです。その時に状況をポジティブに捕らえられると、『四面楚歌力』がつくのです。四面楚歌の状況というのは、実は何かを集中して学ぶのにはよいことなのです。文学にせよ音楽にせよ。本格的に学ぼうとすると、実は自分自身の世界にグーッと入り込んで行かないとできません。青年期のある時期は、むしろそうした孤独の力を持っているほうが世界が深まっていきます。そこで培った一つの世界が自分の原点になったりします」
つまり、孤独な時期こそ、自分を飛躍させるチャンスなのです。
一番苦しんでいる人が、一番幸せになれます。
逃げて一人になったときこそ学ぶのです。
友達から遠ざかるあなたを見て、まわりの人は「あの子は勇気がない人だ」「意気地なしだ」「負け犬だ」なんて思っているかもしれません。どうぞ言わせてあげましょう。あなたは前を向くのです。「今に見ていろよ」の精神です。一人の時間に好きなことをし、夢を見つけましょう。
大丈夫、孤独な時間によって夢を実現した人はたくさんいます。
いじめられている諸君、今こそ四面楚歌力を磨け! 自分の殻を破るチャンス到来。喜べ!