心理と仕事のヒント

信じて待つ

あらせん(荒井隆一)あらせん (更新 2026年10月30日)
信じて待つ

科学の発達により「待つ」ことが減少しています。

例えば、待ち合わせに遅れそうになれば、

「先に行ってて」と、携帯電話やLINEで連絡することができます。

昔ならそうもいきません。

昨年、私に第三子が誕生しましたが、出生前に男の子だと判明していました。

昔なら男か女かドキドキして待っていたことでしょう。

どんどん「待たなくてよい社会」になっているのです。

鷲田清一氏は著書「『待つ』ということ(角川選書)」の中で、

物事を長い目で見る余裕がなくなり、

結果が出ないとすぐに別のやり方を求める傾向があることから、

「待つことができない社会」になったとも指摘しています。

しかし、教育者として断言できることは、

教育(子育て)には「待つ」ことが必要です。

モタモタしている子に、

「早く!」と言いたくなる場面は多々ありますが、

グッと言葉をのみ込み、

待ってあげることが、子どもの成長につながる場合があります。

変わるための力になろうと、励ましを送り続けることも「待つ」ことです。

相手を信じて「待つ」ことは、人を育てるための要諦です。

あらせん(荒井隆一)
この記事を書いた人 あらせん(荒井隆一)

小学校校長。書家。ことわざの達人。SUNPEACE 理事、情熱教師塾 塾長。第63回読売教育賞 最優秀賞。著書『いじめ2.0〜新しいいじめとの戦い方〜』。

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