鬼の目にも涙 今日から使えることわざ講座 No.77

今日から使えることわざ講座

「鬼の目にも涙」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。

ズバリの意味

思いやりのない人でも、ときにはやさしい心になるということ。

ことわざの由来

鬼は残酷で恐ろしい生き物だが、たまには泣くこともあることから。

ことわざの豆知識

(日本の似たことわざ)

  • 鬼も頼めば人食わず

(鬼がつくことわざ)

  • 鬼に金棒
  • 鬼の居ぬ間に洗濯
  • 来年のことを言えば鬼が笑う
  • 渡る世間に鬼はない
  • 鬼の霍乱

(豆知識)

  • 鬼は想像上の怪物です。角が生え、口には牙があり、虎の皮を身にまとっている姿でえがかれることが多く、性質はとても荒々しく、力が強いとされています。

あらせんより

  • 人から恐れられている鬼も、時には優しい心を見せて、涙を流す。どんな怖い人や冷たい人だって、かわいそうに思ったり感動したりすることはあるんです。
  • このことわざは、江戸時代のこんなシーンから生まれたんです。
  • 「これ以上はご勘弁を」。土地の人々から高い年貢を取り立てる代官は、鬼と呼ばれた。その代官が同情から取り立てをゆるめると「鬼の目にも涙」と言われたんです。
  • 普段厳しい人が涙を流したら、もらい泣きしちゃいそうになりますよね。

使い方

  • 「ねえねえ、勇輔くん、あの厳しい香川先生が亮介くんの遅刻の言い訳を聞いたんだって。」
  • 「亮介って今、家族が大変なんやろ。聞いたわ。亮介の遅刻の訳を聞いて、あの香川先生が怒らんかったんか。まさに鬼の目にも涙やなぁ」
  • ちゃんちゃん

【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店