能ある鷹は爪をかくす 今日から使えることわざ講座 No.55
「能ある鷹は爪をかくす」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
読み方
のうあるたかは つめかくす
ズバリの意味
本当に才能のある人は、むやみに見せびらかさないということ。
ことわざの由来
えものをとるのが上手な鷹は、えものをとるとき以外は、爪をかくしていることから。
似たことわざ
（日本のことわざ）
- 能ある猫は爪隠す
- 鼠捕る猫は爪隠す
- 獅子人をかむに牙をあらわさず
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな
（外国のことわざ）
- 静かな流れは深い（ドイツ、オランダ、スペイン）
- 虎は爪を隠す（インドネシア）
- 賢者は知恵を隠し、愚者は愚かさを表に出す（チガ語）
- こぶしを袖の奥に隠す（台湾）
- 良い犬跳ねず、良い猫なかず（中国）
あらせんより
- 「えっ、誰々ちゃん英語がペラペラやん！！」
- 「そんな特技あったの？知らなかった！！！」
- なんてびっくりしたことはありませんか。見せびらかさずにここぞの時に力を発揮するってかっこいいですよね。
- 本当の才能や実力のある人は、普段はそれを隠して見せびらかしたりしないという意味のことわざです。
- 狩が上手な鷹は、高いところから獲物を見つけ、急降下して無駄のない動きでしとめます。獲物をおさえつける瞬間までは、狩りの能力を示す鋭い爪は隠しているんですよね。
- 隠してもそんな実力がない！っていうあなたは、これから磨きましょう。
使い方
- 「え！！この写真！理恵が撮った写真なの、すごい！プロ級だよ」
- 「ほんまやすごいなぁ。理恵が撮った写真がこんなに上手いとは知らなかったわ。まさに、能あるたかは爪を隠すよね～」
- ちゃんちゃん
Twitterで使い方を紹介しています
運動会の保護者徒競争でお父さんがまさかの優勝。
— 荒井 隆一（あらせん） (@PassionArasen) November 27, 2021
足が速いなんて聞いたことがなかったのでびっくり。#能ある鷹は爪を隠す だと思った。
【意味】えものをとるのが上手な鷹は、えものをとるとき以外は、爪をかくしていることから。#ことわざ #諺 #教養 #今日の積み上げ
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店