虎の威を借る狐 今日から使えることわざ講座 No.81
「虎の威を借る狐」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
読み方
とらのいをかるきつね
ズバリの意味
弱い者が、権力者や実力者の力や勢いに頼っていばること。
ことわざの由来
もとは中国の昔話。
似たことわざ
(日本のことわざ)
- 驥尾に付す
(外国のことわざ)
- ライオンの皮をまとったロバ(古典ギリシャ語・英語・ドイツ・フランス)
- ライオンの毛皮の中のロバ(イタリア)
- 虎の皮を着てジャッカルが君臨する(ネパール)
あらせんより
- 力のない者が、他人の力をたよって周りに威張ることを言うことわざです。
- 由来は中国に古くから伝わるこんな話です。
- 虎が狐を襲おうとしたら、狐が「ぼくは神様のつかいだから、食べない方がいいよ。嘘だと思うならついてきて。どんな動物も逃げていくから」と言う。
- ついて行くと、本当に動物たちはみんな逃げる。実はみんな虎を怖がって逃げていただけなんです。ちゃんちゃん。
- まあ、このことわざは「言われたくないことわざワースト10」に入りますよね。
使い方
- 「クラスのリーダーだったジャイアンが引っ越して、スネ夫くん元気ないなぁ」
- 「あんなに威張っていたのになぁ。まさに虎の威を借る狐やったんやなぁ」
- ちゃんちゃん
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店