いじめ対策

いじめが起こる場所ランキング

あらせん(荒井隆一)あらせん (更新 2020年5月19日)

 森田洋司氏の研究(1999年)によると、次のような結果がでています。

 いじめが起こっている場所の一位は教室、二位は廊下・階段です。一方、時間帯でみると、一位は休み時間、二位は掃除の時間となっています。また、学校外のいじめは登下校時にもっとも多く発生しています。

 もうおわかりですね。

 いじめは大人がいない場所で起こっているのです。

 皆さんは、ルシファー・エフェクトという言葉をご存知でしょうか?

 ・誰にも見られていない

 ・自分が特定されない

 これらの条件が整っていれば、人は倫理的に正しくないことをする確率が高くなります。心理学者のフィリップ・ジンバルドーが研究結果から命名しました。普通の善良な人が、一瞬で悪魔(ルシファー)のように変容することから名づけられたのです。

 この研究結果は、どのような人でも悪魔になる可能性があることを示しています。

 では、これを防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。

 それは、「人の目があることを意識させる」ことです。

 誰かが見ている状態にすれば、いじめは防げるのです。工夫できることはたくさんあるでしょう。

 でも、先生は本当に忙しい。休み時間は次の授業の準備など、やることがいっぱいです。学校に「見回りを強化せよ!」とはなかなか言いにくいでしょう。

 たとえば、PTAや地域のおじいちゃん、おばあちゃんに協力してもらってはどうでしょうか。

 ある県では、「暴力行為対策アドバイザー(警察OB)」に学校内を巡回してもらった結果、問題行動が激減した、という事例もあります。

 子どもたちをいじめから守るために、地域の人材を活用してみてはいかがでしょうか。

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あらせん(荒井隆一)
この記事を書いた人 あらせん(荒井隆一)

小学校校長。書家。ことわざの達人。SUNPEACE 理事長、情熱教師塾 塾長。第63回読売教育賞 最優秀賞。著書『いじめ2.0〜新しいいじめとの戦い方〜』。

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