ことわざ・慣用句・故事成語・四字熟語の違いって何?
このブログでは、ことわざ、慣用句、故事成語、四字熟語を取り上げて解説しています。
今からことわざ、慣用句、故事成語、四字熟語の意味を述べていきます。
ことわざ
生活の知恵や教訓を表すことば
昔から人々に言い伝えられてきたことばで、生活の知恵や教訓を短いことばで表したものを「ことわざ」といいます。「ことわざ」には、世の中の真理を表したものや皮肉が込められているものもあります。比喩(ものごとをじかに表現せず、別なものにたとえること)を使ったものが多くあります。
例:猿も木から落ちる、二兎を追う者は一兎をも得ず など
慣用句
ある決まったことばで、決まった意味を表すことば
「慣用句」は、二つ以上のことばをひと続きに使うことで、ある特定の意味を表すことばです。ことばそのものの意味ではなく、それとは別の、特別な意味を表しています。生活の知恵や教訓を含まない点が、ことわざとは異なります。
例:開いた口が塞がらない、青菜に塩 など
故事成語
中国の古い話からできたことば
「故事成語」は、主に中国の古い物語などをもとにした、いわれのあることばです。中国のできごとや本に記されているもののほかに、日本の話からできたものもあります。
例:虎の威を借る狐、百聞は一見にしかず、覆水盆に返らず など
四字熟語
漢字四字で表すことば
「四字熟語」は、漢字四字で、ある決まった意味を表すことばのことをいいます。故事成語に含まれるもののほかに、漢字四字を組み合わせたり、二字の熟語を組み合わせたりして、後につくられたものもあります。
例:油断大敵、竜頭蛇尾 など