喉元すぎれば熱さを忘れる 今日から使えることわざ講座 No.84
「喉元すぎれば熱さを忘れる」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
読み方
のどもとすぎればあつさをわすれる
ズバリの意味
苦しいことも過ぎてしまえば忘れてしまうということ。
ことわざの由来
熱い飲みものを飲んだときは熱さにおどろくが、喉を通り過ぎれば、熱さを忘れてしまうことから。
似たことわざ
(日本のことわざ)
- 暑さ忘れりゃ陰忘れる
- 雨晴れて笠を忘れる
- 病治りて医者忘れる
(外国のことわざ)
- 危険が去れば神を忘れる(英語・イタリア)
- 危険が過ぎると誓いが忘れられる(オランダ)
- 川を渡ると聖人は忘れられる(スペイン・メキシコ)
- 傷が治れば痛みを忘れる(中国)
あらせんより
- 熱い飲み物や食べ物は、飲み込むときに「熱っ!」って泣きそうになりますが、いったん喉元をすぎてしまえばその熱さは感じません。
- 同じように、ひどい目にあっても、すぎ去ってしまえばそのつらさを忘れてしまうものです。
- だからまた失敗するし、挑戦できるんです。
- アイスクリームを食べ過ぎてお腹を壊して大変なことになったのに・・・。次の年、その辛さを忘れてアイスクリームを食べまくっている・・・。そんなことありますよね。
- 困った時に助けてもらった恩は、絶対に忘れないようにしましょうね。
使い方
- 「わあ!!水着忘れた!またやってもうたわ!」
- 「亮介、前に、水着忘れてプールに入れなくて、悔しがってたやろ?」
- 「そうなんやけど、喉元過ぎれば熱さ忘れるやわ。すっかり忘れてもうたわ」
- ちゃんちゃん
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店