Arasenblog Arasen's soliloquy

蟷螂の斧 今日から使えることわざ講座 No.248

今日から使えることわざ講座

「蟷螂の斧」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。

ズバリの意味

自分の力ではとてもかなわないような大敵に刃向かうこと。向こう見ず。はかない抵抗。「蟷螂」とはカマキリのこと。「斧」とはカマキリの前足のこと。

あらせんより

  • 「蟷螂の斧」とは故事成語です。昔の話がもとになってできた言葉です。その元になった話を紹介します。
  • 中国の昔の話です。斉の国王の荘公が、ある日、狩りに出かけた時のことです。
  • 荘公が乗った車の車輪に、一匹の虫が前足をふりあげてきました。
  • 荘公は御者(馬をあつかう者)に「これはなんという虫じゃ」とたずねます。
  • 御者は「これはカマキリという虫でございます」と答えました。
  • 荘公はさらに「どのような虫じゃ」とたずねます。
  • 御者は「つねに前へ進むことばかり考えて、うしろへさがるということを知らず、自分の力をわきまえないで相手につっかかっていきます」と答えました。
  • 荘公は「なるほど。この虫がもし人間であったなら、かならずや天下に名をとどろかす勇者になるであろう」と、車の向きをかえ、カマキリをよけて通ったそうです。
  • ちゃんちゃん。こんな話がもとになってできたことばが「蟷螂の斧」です。
  • 荘公は、強大なものに立ち向かうカマキリの勇気に敬意を表したんですね。
  • 自分の力が弱いことを知りながらも、強い者に向かっていく勇気が込められている言葉ですね。

使い方

  • 明日はAチームとの試合ですね。
  • Aチームは去年の優勝チームだ。今の実力でAチームに挑戦するなんて、蟷螂の斧だよ。
  • ちゃんちゃん

【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店

・わざわざことわざ事典 国松俊英 童心社

・こども故事成語 齋藤孝 草思社