武士は食わねど高楊枝 今日から使えることわざ講座 No.22
「武士は食わねど高楊枝」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
ズバリの意

やせ我慢すること。貧しくても気位は高く持つべきだということ。
ことわざの由来

武士は貧しくてご飯が食べられなくても、つまようじを使い、食べたふりをしていたことから。
あらせんより
- 武士がつまようじをくわえ、ゆうゆうと食後の一休み。実はお金がなくて、何も食べていない。こういうのを「武士は食わねど高楊枝」といいます。
- 武士はどんなに貧しくてもそれがバレるのはカッコ悪いと考えていたようです。だからくわえた楊枝で「お腹いっぱい」とカッコつけたようです。
- 貧しかったり、つらい環境にあったりしても、気位は高くもとうという意味で使います。
- 武士はもういませんが、その精神はあなたに受けつがれていると思います。
使い方
- 「勇輔、大好きなお菓子を、たまえちゃんに譲ったんだって。」
- 「のぞみお姉ちゃん、そうやで。」
- 「勇輔、ほんまにえらいなぁ。本当は食べたかったんでしょ。」
- 「・・・・・実は・・・本当はめちゃくちゃ食べたかったけど、武士は食わねど高楊枝です。」
- ちゃんちゃん
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社