杞憂 今日から使えることわざ講座 No.211
「杞憂」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
読み方
きゆう
ズバリの意味
- いらない心配をあれこれすること。取りこし苦労。
- 「憂」は心配する意味。
あらせんより
- 「杞憂」には、こんな由来があります。
- 昔、杞の国にひどく心配性の男がいました。
- 「もし天が落ちてきたら、どうしよう」
- 「地面が崩れたら、どうしよう」
- と夜も眠れず食事も喉が通らなかったそうです。
- その心配性の男のことは、国中にひろまるほどだったそうです。
- 杞の国の心配性の男。これが「杞憂」の由来です。
- ある程度の心配性は良いと思いますが、前に進めなくなるほどの心配は不要だと思いますね。
使い方
- かなえ、何回、天気予報を見てるの?明日は晴天だって予報されてるやん。
- のぞみお姉ちゃん、杞憂だってわかっているねんけど、明日の遠足に雨が降らないかと何度も確認してしまうわ。
- ちゃんちゃん
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店
・わざわざことわざ事典 国松俊英 童心社