Arasenblog Arasen's soliloquy

口八丁手八丁 今日から使えることわざ講座 No.150

今日から使えることわざ講座

「口八丁手八丁」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。

ズバリの意味

しゃべることも、することも、おおいに達者なこと。

ことわざの豆知識

  • 参考:「八丁」は達者、巧みの意。「口も八丁、手も八丁」「手八丁口八丁」ともいう。
  • 補足:万事に達者な面がかえって信頼が置けず、やや軽んじていうことが多い。
  • 英語例:That person is a great talker, and great doer at that.(あの人は口も達者だが手も達者)

あらせんより

  • よくしゃべって話がうまい。そしてやることも、なんでもどんどんこなしてしまう。そんな達者な人のことを「口八丁手八丁」といいます。
  • 褒めるよりも少しけなしていうことばです。
  • そして、口だけはうまいが何をやってもダメな人のことを「口自慢の仕事下手」「口たたきの手足らず」といって、けなします。
  • 日本人は無口だけど仕事はどんどんやる「不言実行」の人を好む傾向にあります。あらせんは有言実行の人も好きです。
  • ところで、うまくできることや達者なことを、どうして「八丁」というようになったのでしょうか。
  • 実は江戸時代の小さな船の名前から来たことばなんです。
  • 江戸時代には、まだエンジンがなかったから、船は帆を立てて風をうけて走るか、人が櫓をこいで走っていました。
  • その頃「小早船」というのがありました。この船は、帆はなく、船の両側に櫓がついていました。小さなものは櫓が二丁、大きなものは櫓が四十丁ついていました。
  • その中で、櫓を八丁つけた船「八丁小早船」が、一番便利で役にたったといいます。八丁ぐらいだと、大きくもないし、小さくもない。自由自在に動き回れるし、スピードも出て良かった。そこから「八丁」ということばは、能力があるとか、うまいという意味になったんです。豆知識でした。

使い方

  • あそこのお店って、コロナ禍の中でも本当に繁盛しているよね。
  • そうね、あそこの店の奥さんが口八丁手八丁で、本当に商売が上手らしいよ。すごいね。
  • ちゃんちゃん

【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店

・わざわざことわざ事典 国松俊英 童心社