窮すれば通ず 今日から使えることわざ講座 No.79
「窮すれば通ず」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
読み方
きゅうすればつうず
ズバリの意味
どうにもならないほど行き詰まった時に、かえって道が開けることがあるということ。開き直ることでよい考えや方法が思い浮かぶこともあるということ。
似たことわざ
(日本のことわざ)
- 必要は発明の母
(外国のことわざ)
- 窮地になれば、やり方を変える。やり方を変えれば、道は開く(中国)
- 人の窮地は神の出番(英語)
- 困窮極まれば救いが近い(オランダ)
- 悩み抜いて楽が来る(アラビア)
あらせんより
- 絶体絶命の大ピンチ。そんな時ほど道が開け、解決できるものだという意味のことわざです。
- そんなに心配しなくていい。行き詰まった状態は必ず変わるという昔の人からのアドバイスなんです。
- 実はこれは、古代中国の有名な占いの書「易経」の言葉に基づいているんです。
- 全てのものは変化するから、ピンチの状態だって例外じゃないということなんです。
- ちなみに、追い込まれると力が出るんだけど、それまで何もしないっていうのはダメです。
使い方
- かなえちゃん、聞いたで。オーディションの課題が当日に変わったんやって。どうしたん?
- そうやねん。でも、突然アイデアがひらめいて、見事、合格できました。まさに窮すれば通ずやわ。
- ちゃんちゃん
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店