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目から鱗が落ちる 今日から使えることわざ講座 No.157

今日から使えることわざ講座

「目から鱗が落ちる」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。

ズバリの意味

あることがきっかけとなって、わからなかったことの実態が、突然はっきりわかるようになるたとえ。

似たことわざ

  • (日本)
  • 目が洗われる
  • (外国)
  • 人の目から鱗が落ちる(英語)
  • 目から覆いが落ちる(ロシア)
  • 目から包帯が落ちる(スペイン・メキシコ)
  • 頭が明るくなる(ルーマニア)

あらせんより

  • このことわざは、目についていた鱗が落ちて、よく見えるようになる。今までわからなかったことが突然はっきりとわかるという意味です。
  • もとは聖書にあったことばなんです。新約聖書には、こう書かれてあります。
  • 「サウロの目から鱗のようなものが落ちて、再び目が見えるようになった。彼は立ち上がって、洗礼を受け、それから食事をとって元気づいた」
  • 聖書によると、この時サウロは、自分のやったことが間違っていたことを悟り、迷いから冷めたのだといいます。そして洗礼を受け、キリスト教の信者になった。
  • このように「目から鱗が落ちる」は最初、迷いから覚めるという意味でした。
  • それが今では、あるきっかけで急に目の前が開け、ものごとの本質や真実がよくわかるようになったり、心を入れかえ、すっかり人が変わったようになったりすることをいうようになったのです。
  • あらせんも「目から鱗が落ちる」体験をしたことがあるんです。
  • ある時、恩師が苦労を乗り越える方法を教えてくれたんです。それは、その苦労に「意味づけ」することだと。
  • 「この困難を乗り越えれば強い自分になれる」「成長するチャンス」「解決できれば、同じような苦労をしている人の希望になれる」等、つまり、苦労に意味を与えてやれば、「絶対に乗り越えてみせる!」との前進の力になれるということです。
  • この話を聞いて、まさに「目から鱗が落ちる」思いになったことを覚えています。霧が晴れるようにスッキリしたんです。恩師に感謝です。

使い方

  • 勇輔、中国の人って頭ええよな。なにしろ、漢字を作ったんやから。
  • 亮介、日本人も、まねして、漢字作ったん知ってる?
  • えっ、そうなん。日本の漢字・・。そんなんあるの?
  • そう、国字って言うねん。例えば「畑」っていう字あるやろ。火をつけて水を無くした田のこと。
  • なるほど!驚いたわ。目から鱗が落ちたようやわ。日本人も頭ええなぁ。
  • ちゃんちゃん

【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店

・わざわざことわざ事典 国松俊英 童心社