先んずれば人を制す
ことわざ

さきんずればひとをせいす

先んずれば人を制す(さきんずればひとをせいす)の意味・由来・使い方|例文と似たことわざ【小学生にもわかる】

ズバリの意味何事も人より先に行えば、相手を抑えて優位に立つことができる。「先手必勝」ともいう。
あらせん(荒井隆一)ことわざの達人 あらせん(小学校校長) 更新
この記事の目次
  1. 早見表
  2. 意味
  3. 由来
  4. あらせんより
  5. 使い方と例文
  6. 似たことわざ
  7. 英語では?
  8. テストに出るポイント
  9. 確認クイズ
  10. 動画で覚えよう
  11. あわせて読みたい

「先んずれば人を制す」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。

この記事でわかること(早見表)

読み方さきんずればひとをせいす
ズバリの意味何事も人より先に行えば、相手を抑えて優位に立つことができる。「先手必勝」ともいう。
似た意味早起きは三文の徳
反対・対照の言葉急いてはことを仕損じる
英語ではThe early bird catches the worm.

「先んずれば人を制す」の意味

何事も人より先に行えば、相手を抑えて優位に立つことができる。「先手必勝」ともいう。

「先んずれば人を制す」の由来

中国の歴史書『史記』の、項羽(こうう)が兵をあげたころの話に出てくる「先んずれば即ち人を制し、後るれば則ち人に制せらる」という言葉がもとです。

人より先に動けば相手をおさえられ、おくれると相手におさえられる、という意味です。

あらせんより

あらせん(荒井隆一)
あらせん小学校校長・ことわざの達人

「先んずれば人を制す」ということばは、中国の「史記」にあることばです。

その史記に書いてあるエピソードを紹介します。

中国最初の統一国家を作りあげたのは秦の始皇帝です。

その始皇帝が死んだ後、秦にとってかわろうとする野心をいだいた者が、各地で反乱を起こし始めました。

殷通もそんな野心をいだいていた一人でした。

「今こそ秦を倒す絶好のチャンスや!」

そう思った殷通は、項梁を呼び出します。この項梁という者は、父親を秦に殺されていたのです。激しく秦を憎んでいた者です。

殷通は、項梁にこんな話をします。

「各地で反乱ののろしが上がっている。これは、天が秦を滅ぼそうとしている証拠だ。先んずれば人を制し、遅れれば人に制せられるというじゃないか。私もこの機会に兵をあげる。力をかしてくれないか」

項梁は「承知しました。ついては、甥の項羽とも相談したいので、少々お待ち願います」と、部屋を出ていき、項羽を連れて戻ってきて、次のように言います。

「項羽、やれ!」

項羽はさっと剣を抜き、殷通を斬り殺してしまいました。

項梁と項羽は、その後、すぐさま秦を倒すために兵を上げたのです。

項梁は、殷通に先んじたというわけです。

戦いは、人より先にやった方がいいというエピソードになります。

あらせんは、先んずれば人を制すとの思いで、stand.fmやanchorで配信を行っていますが、やはりクオリティーも高いものじゃないと勝利できないと考えます。本当に難しいです。

使い方と例文

ショートコントで使い方をチェック

のぞみお姉ちゃん、いよいよ決戦やね。

そうやな。かなえ、先んずれば人を制すっていうから、まずは準備をしっかりやっていこうな。

ちゃんちゃん

例文

  • 先んずれば人を制すで、だれよりも早く申しこんだら、いちばんいい席がとれた。
  • 先んずれば人を制すというから、夏休みの宿題は最初の一週間で終わらせよう。

似た意味のことわざ・反対の意味のことわざ

似た意味

  • 早起きは三文の徳朝早く起きると、何かよいことがあること。

反対・対照の言葉

  • 急いてはことを仕損じるあせってものごとをすると、失敗しやすいこと。

英語ではなんていう?

  • The early bird catches the worm.(早起きの鳥は虫をつかまえる)

中学受験・テストに出るポイント

  • 中国の歴史書『史記』にある言葉がもとです。
  • 「早い者勝ち」「先手必勝」と似た意味です。

確認クイズ

「先んずれば人を制す」と似た意味の英語は?

  • ア The early bird catches the worm.
  • イ Time is money.
  • ウ Look before you leap.
答えを見る

答えは「ア The early bird catches the worm.」。早く行動した人が、よい結果を手に入れる、という意味です。

動画で覚えよう

「今日から使えることわざ講座」では、ことわざをショートコントで解説しています。

あわせて読みたい

【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店
・わざわざことわざ事典 国松俊英 童心社

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あらせん(荒井隆一)
この記事を書いた人 あらせん(荒井隆一)

小学校校長。書家。ことわざの達人。SUNPEACE 理事長、情熱教師塾 塾長。第63回読売教育賞 最優秀賞。著書『いじめ2.0〜新しいいじめとの戦い方〜』。

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