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先んずれば人を制す 今日から使えることわざ講座 No.216

今日から使えることわざ講座

「先んずれば人を制す」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。

ズバリの意味

何事も人より先に行えば、相手を抑えて優位に立つことができる。「先手必勝」ともいう。

あらせんより

  • 「先んずれば人を制す」ということばは、中国の「史記」にあることばです。
  • その史記に書いてあるエピソードを紹介します。
  • 中国最初の統一国家を作りあげたのは秦の始皇帝です。
  • その始皇帝が死んだ後、秦にとってかわろうとする野心をいだいた者が、各地で反乱を起こし始めました。
  • 殷通もそんな野心をいだいていた一人でした。
  • 「今こそ秦を倒す絶好のチャンスや!」
  • そう思った殷通は、項梁を呼び出します。この項梁という者は、父親を秦に殺されていたのです。激しく秦を憎んでいた者です。
  • 殷通は、項梁にこんな話をします。
  • 「各地で反乱ののろしが上がっている。これは、天が秦を滅ぼそうとしている証拠だ。先んずれば人を制し、遅れれば人に制せられるというじゃないか。私もこの機会に兵をあげる。力をかしてくれないか」
  • 項梁は「承知しました。ついては、甥の項羽とも相談したいので、少々お待ち願います」と、部屋を出ていき、項羽を連れて戻ってきて、次のように言います。
  • 「項羽、やれ!」
  • 項羽はさっと剣を抜き、殷通を斬り殺してしまいました。
  • 項梁と項羽は、その後、すぐさま秦を倒すために兵を上げたのです。
  • 項梁は、殷通に先んじたというわけです。
  • 戦いは、人より先にやった方がいいというエピソードになります。
  • あらせんは、先んずれば人を制すとの思いで、stand.fmやanchorで配信を行っていますが、やはりクオリティーも高いものじゃないと勝利できないと考えます。本当に難しいです。

使い方

  • のぞみお姉ちゃん、いよいよ決戦やね。
  • そうやな。かなえ、先んずれば人を制すっていうから、まずは準備をしっかりやっていこうな。
  • ちゃんちゃん

【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店

・わざわざことわざ事典 国松俊英 童心社