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千慮の一失 今日から使えることわざ講座 No.197

今日から使えることわざ講座

「千慮の一失」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。

ズバリの意味

いかに思慮深い人でも、ときにはしくじったりすることがあるということ。また、十二分に注意したつもりなのに、思いもよらないしくじりをしてしまうことのたとえ。

豆知識

  • 類句:弘法にも筆の誤り、猿も木から落ちる
  • 英語例:There is none so wise but he is foolish sometimes. (いくら賢者でも、愚かなことをすることもある)

あらせんより

  • とても頭がよい人でも、たくさん考えているうちには、一度は誤った考えをします。また、考えに考えぬいて十分に準備をしたつもりでも、手ぬかりがあって失敗することがあります。という意味のことわざです。
  • このことわざの元となったのは、中国の古い本「史記」に書かれている言葉です。
  • その本には「智者も千慮に必ず一失あり、愚者も千慮に一得あり」とあります。
  • 「智者」は頭が良い人で、「千慮」は何度も考えることです。「愚者」は愚かな人を指します。ここでの千は、千回という数えられる数字ではなく、「とても多い」という意味になります。
  • まあ、すごい!!って思われている人でも、失敗することがあるって当たり前ですよね。だから人間完璧な人なんていません。
  • もし、すごいって思われている人が失敗した場面に遭遇したら、このことわざでその人を励ましてあげましょう。

使い方

  • ええ!まさか!
  • どうしたん?
  • いつもは慎重な今日子がまさかあんな初歩的な失敗をするなんて、まさに千慮の一失やわ。びっくりや。
  • ちゃんちゃん

【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店

・わざわざことわざ事典 国松俊英 童心社