憎まれっ子世にはばかる 今日から使えることわざ講座 No.18
「憎まれっ子世にはばかる」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
読み方
にくまれっこよにはばかる
ズバリの意味
人に嫌われるような人が、かえって世の中をうまく渡って出世するということ。
あらせんより
- 人から嫌われるような人ほど、かえって評価されたり、多くの人をしたがえたりするという意味のことわざです。
- ここでの「はばかる」は、「幅をきかせる」とか「はびこる」の意味で使われています。
- わんぱくだったり、頑固者だったりする子が、周りから「ちょっとなぁ」と思われながら、たよりにされているなんていうことは多いですよね。
- 昔の人からのアドバイスです。
- 活躍している人への悪口として言うこともあることわざですが、憎まれるくらいでちょうどいいという意味もあります。
使い方

- 「ねえ、ねえ、のぞみちゃん。2組のあの子、いつも威張っているよね。いやな感じよね。」
- 「でもね今日子、クラスでは、そう思われてるみたいだけど、下の学年の子からは、すごく信頼されているんだって。まさに憎まれっ子世にはばかるよね。」
- 「そうなんや…。」
- ちゃんちゃん
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#憎まれっ子世にはばかる
— 荒井 隆一(あらせん) (@PassionArasen) January 18, 2021
「はばかる」は「口にするのも、はばかられる」など、遠慮する、慎むという意味で使われる言葉。
でももう一方で、のさばる、はばをきかせる等の逆の意味もあり、このことわざでは、こちらの意味で使われています。#ことわざ #教養 #コツコツ努力 #今日の積み上げ #諺 #学習
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社