#聞いて極楽 見て地獄 No.6
「聞いて極楽 見て地獄」のズバリの意味、由来、使い方などを、ことわざマスターあらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。
ズバリの意味

聞いた話と、実際に見るのとでは、極楽と地獄のように大きな違いがあること
あらせんより
- 「楽しく勉強できて、先生も面白いで」なんて言われて塾に行ってみたら、すごく厳しくて必死に勉強することになった、なんていう経験はありませんか。
- 人から聞いた話より現実の方がきびしい。「おい!聞いていたのと違う」と言いたくなる。それがこのことわざの意味になります。
- 極楽とは仏教の言葉で、心穏やかに過ごせる幸せな場所のことです。それが急に地獄になるって、この落差がやばすぎですよね。
- もともと江戸時代の遊郭を例えたのが由来とも言われています。遊郭とは、女の人が歌や踊りを見せて、男の人の相手をする場所のことですが、昔、村の娘が「きれいな着物を着て、美味しいものが食べられるよ」なんて言われて遊郭に売られてきたら、地獄のような生活が待っていた・・・。こんなエピソードから生まれたことわざとも言われています。
使い方
- 「かなえ、私たちが行っている塾って、面白いよ!」
- 「そうよ、かなえも絶対楽しいから塾に入らない!」
- 「直子、理恵、本当に?私もやってみようかな」
(数日後)
- 「今日は塾初日。楽しみ。さあ、いよいよだわ。この部屋かな。入ってみよ。」
- 「君たち、これが本気なのか! 目標に向かって情熱を燃やすんだ!!!」
- 「わあ、これが面白い塾なの???最悪・・・。聞いて極楽 見て地獄やわ」
- ちゃんちゃん
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社