門前の小僧習わぬ経を読む/目から鱗が落ちる【ことわざ対談 ゲスト:南 雅則教授】
目次
南 雅則教授をゲストにことわざ対談!
ゲストに南 雅則教授をお迎えして「ことわざ対談」を行いました。
「なぜ中学校教諭から大学教授になったの?」
「どうすれば大学教授になれるの?」 を質問した後、南先生の「思い出のことわざ」を語っていただきました。
最後に私から「ことわざのプレゼント」をして対談を終えました。
それでは、その模様をお伝えします。
なぜ中学校教諭から大学教授へ
中学校教諭20年目、現職教員で大学院で学ぶ機会を得て、これまで縁のなかった研究に打ち込むことになりました。
修士論文の作成に汗を流して頃、ゼミの先生より「この論文を学術誌に投稿してみなさい」との指導を受けました。何もわからず、その言葉通りに投稿してみたところ、なんと審査に合格。本当に学術誌に掲載されたのです。
気がつけば、研究にどんどんのめり込む自分へ。
大学院修了後も研究継続する中、またゼミの先生より「実践もやりつつ、研究もできるのであれば、大学で働く道も検討してはどうか」とのアドバイスを受けて、真剣に大学で働く道を考えるようになりました。
そして33年勤めた中学校教員を退職して、晴れて大学教授の道へ進んだのです。
そのゼミの先生との出会いが人生の転機でした。
どうすれば大学教授になれるのか?
つぎの①〜③の道があります。
①大学院の博士前期・博士後期課程を出て、業績(査読論文等)を積んで、大学教員になる方法
②実務家教員(その道の専門家:学校の先生、お医者さん、企業で実績がある人等々)として大学教員になる方法
※公募サイトをチェックして、自分の専門にあった人を募集している大学の面接を受けていく。
※大学教員の公募サイト「JREC-IN 」→https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekTop
③大学関係者とのつながりで、大学教員になる方法
私は②の実務家教員として採用してもらいました。
南 雅則教授の思い出のことわざは?
門前の小僧習わぬ経を読む
私の思い出のことわざは「門前の小僧習わぬ経を読む」です。
意味は「常に見たり聞いたりしていれば、知らず知らずのうちにそれを学び知るようになる。環境がその人に与える影響の大きいことのたとえ」。
私が大学院で学んでいた頃、「不登校の親の会」の支援をしている大学の先生との出会いがありました。
その先生は、不登校の親のカウンセラーや対応のアドバイス等を熱心にされていました。
そしてひょんなことから、その先生が「不登校の親の会」へ参加する送迎の役(運転手)をすることに。
毎回、送迎の往復3時間の車の中で、約4年半、「今日の私の話はどうだった?」「今日の2番目の人はどう思った?」「こんなニュースがあったけどどう思う?」等々、ずっと不登校にかかるお話をしてくださったのです。不登校の知識を一から学ぶ機会となりました。
私は、集中して不登校にかかる勉強もしていないのに、今、不登校にかかる仕事をできているのは、まさにそのときに先生が話している内容を見て聞いたことが生かされています。
「門前の小僧習わぬ経を読む」を実感するエピソードです。
南 雅則教授へことわざのプレゼント
目から鱗が落ちる
意味は「あることがきっかけとなって、わからなかったことの実態が、突然はっきりわかるようになるたとえ」
南先生から大学教授の魅力を教えていただいたことは、まさに「目から鱗が落ちる」だったことをお伝えし、対談を終了しました。
記念すべき第1回の対談、とっても素敵な時間になりました。
関連情報
・stand.fm「大学教授って楽しい ゲスト びわこ学院大学教授 南 雅則先生」https://stand.fm/episodes/5f996ae632fcb3c8c416bf95
・YouTube「大学教授って楽しい あらせんトーク ゲスト 南雅則教授」https://youtu.be/x_ETFei7s70