一期一会/破天荒【ことわざ対談 ゲスト:酒井 正人さん】
目次
酒井 正人さんをお迎えしてことわざ対談!
ゲストに酒井 正人さんをお迎えして「ことわざ対談」を行いました。
あらせんより 「パラリンピック選手を育てるにあたって一番大事なこと」 「ラジオ番組のパーソナリティーをされていた時の忘れられないエピソード」 を質問した後、酒井さんの「思い出のことわざ」を語っていただきました。
最後に私から「ことわざのプレゼント」をして対談を終えました。
それでは、その模様をお伝えします。
パラリンピック選手を育てるにあたって一番大事なこと
育てるというか、私が育てられていると思っています。
パラリンピックの選手は、身体のどこかに障害があったり、同じ障害であっても程度が違ったりします。
だから「この教え方」「この泳ぎ方」が、この選手に良くっても、違う選手では「違う教え方」「違う泳ぎ方」になるんです。
そういった違いを鑑みて、パラリンピック選手を育てるにあたって、一番大事にしていることは、「オンリーワンの泳ぎ」を選手と二人三脚で作っていくということです。
非常に難しいですが、裏を返せば「めちゃくちゃ楽しい」です。
ラジオ番組のパーソナリティーをされていた時の忘れられないエピソード
以前、FMラジオのパーソナリティをしていた頃、ラジオ局に、北京日本人学校で出会った教え子とそのお母さんからのお便りが届いたのです。
そのお便りには、「酒井先生、覚えていらっしゃいますか?毎週、娘と一緒に楽しく聞いています・・・・」との温かいメッセージが。それを読んだ時、本当にうれしかったです。
酒井正人さんの思い出のことわざは?
一期一会
意味は「人との出会いや物事を行う機会は一生で一度きりであり、二度と同じ機会は訪れない、だから一度きりの機会を大切にせよということ。もともとは千利休が茶道の心得を説いた言葉として知られる」
私は、海外へ仕事へ行くようになった頃から大事にしてきたことわざです。
日本人学校で働く中での出会いは、その時期が終われば、各地域の都道府県に帰ることになります。
だから「この場に居合わせた人たちと、その場を一緒に共有できるのは、その時しかない。この時間を大切にしよう。この時間を最高のものにしよう」と思うようになったのです。
酒井正人さんへことわざのプレゼント
破天荒
意味は「誰もやり遂げたことがないことをやってのけること」。※規則を守らないでメチャクチャをやることではありません。
酒井さんの生き方には、突破力を感じます。勇気がみなぎっています。
・サントリーという大手企業を退社して小学校教師に。
・教師から国際交流ディレクターに。
・国際交流ディレクターからパラ水泳選手のコーチに。
・さらに競技解説者やラジオパーソナリティもされている。
・映画にも出演。
まさに誰もやり遂げたことがないことをやろうとされてきました。まさに破天荒の人生です。
ずっと目標をかかげて前へ前へ進んでいる姿から勇気と希望をもらいました。心から尊敬します。私の目標です。
と心から感謝をお伝えし、対談を終了しました。心揺さぶられる対談となりました。
関連情報
・情熱教師塾「楽しく生きる ゲスト:酒井正人さん」
・感じて動くおーむちゃん!
https://note.com/gto_n/n/n48a927f1e0d8
酒井正人さんのプロフィール
神戸大学卒業後、一般企業に入社。その後、神戸市の小学校教員を25年間務める。48歳の時に一念発起し、上海の日本人学校の国際交流ディレクターになり11年間中国に滞在。パラリンピック北京大会をきっかけパラ水泳と出会い、帰国後も、パラ水泳選手の育成・強化に携わる。現在も小学校で教壇に立つかたわら、小学生の水泳教室を開き、障がい者水泳のコーチも務める。日本パラ水泳連盟競技技術委員、障害者水泳チーム「神戸楽泳会」コーチ。
(著書)
・自分実践の旅 マイロードマイウェイ 2001年8月 文芸社
・日本・中国 縁むすび 地球市民としての国際交流 2015年12月 文芸社