信用重視の社会へシフトチェンジ
いじめを止めるには、「相手を攻撃すると、自分が損をする」というシステムを構築することが必要だと考えます。
現状は、「誰も見てないところで相手を攻撃すれば、自分が損をすることはない」、つまり、かしこく相手を攻撃したものが勝つ仕組みになっています。
芝麻信用という言葉をご存知でしょうか?
中国のIT企業・アリババが運営する電子マネー「アリペイ」で活用されている、使用者の信用度を数値化するサービスです。
この信用度スコアが高いと、消費者金融で審査がすぐに通ったり、部屋を借りる際に敷金が無料になったりと、さまざまなサービスを享受できるそうです。
一方で、万引きなどが見つかると、スコアが下がるため、軽犯罪の抑止にもつながっているそうです。テクノロジーにより社会全体が最適化される好例ですね。
堀江貴文氏は「10年後の仕事図鑑(SBクリエイティブ)」のなかで、「お金を貯めずに信用を貯めろ」「結局 、必要なのは 、お金よりも信用なのだ 」と述べています。
これからは信用こそが大切になる。それは間違いなさそうです。
将来、世界がこんな流れになればいいのになあ、と夢想することがあります。
ベーシックインカムで経済的な安心を得て、個人が好きなことに没頭し新たな仕事を生み出す。信用重視の社会が構築され、全世界に防犯カメラ(いや、安心カメラ)を設置して犯罪が抑止される。そうすれば、いじめはもちろん、戦争や紛争も激減し、安全・安心で豊かな人生を歩める世界になるのではないでしょうか。