Arasenblog Arasen's soliloquy

水魚の交わり 今日から使えることわざ講座 No.218

今日から使えることわざ講座

「水魚の交わり」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。

ズバリの意味

魚と水のように離れることができない、非常に親しい関係。

あらせんより

  • 「水魚の交わり」とは故事成語です。昔の話が元になって伝えられていることばです。今から、元になっている話を紹介します。
  • 有名な「三国志」の英雄の一人で、のちに蜀の皇帝になる劉備玄徳は、当初、戦に弱かったんです。
  • 仲間には、関羽や張飛といった武勇に優れた武将はいたのですが、作戦を立てたりする軍師がいなかったんです。
  • そこで、劉備は、諸葛孔明を軍師に迎えるのです。孔明はめちゃくちゃ優秀な軍師でした。政治に優れ、天文を占う占星術者でもあり、風を操ることのできる魔術師であり、器械を発明する発明家でもあり、まさに天才だったのです。
  • そんな孔明を劉備は深く信頼します。
  • でも、以前から劉備と苦労をともにしてきた関羽や張飛は、「あんな若造を俺たちより信頼するのか」と不満を言い出したのです。この時、孔明は27歳。確かに若者だったのです。
  • そんな関羽や張飛の意見に対して、劉備が次のように答えたのです。
  • 「私と孔明の関係は、魚と水のようなものだ。魚には水がなくてはならない。これ以上何も言ってくれるな」
  • と。この言葉を聞いて、関羽と張飛は、ひとことも言えなくなったといいます。
  • 劉備の孔明に対する信頼は、死ぬまで揺るぎなく、孔明もまた、その信頼にこたえて、生涯を劉備と蜀のために尽くしました。
  • 以上、このような話が元になってできたのが、「水魚の交わり」という言葉です。
  • 「水魚の交わり」のような友に出会える人は幸せですよね。まずは自分自身が信頼されるような人物に成長しなければならないと決意しているところです。

使い方

  • 中山くんと中尾くんって、高校時代からずっと一緒にいるよね。
  • そうやなぁ。私にとって中尾くんとの付き合いは、まさに水魚の交わりと言えるよ。
  • ちゃんちゃん

【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店

・わざわざことわざ事典 国松俊英 童心社