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豆腐に鎹 今日から使えることわざ講座 No.153

今日から使えることわざ講座

「豆腐に鎹」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。

ズバリの意味

まったく効果がないことのたとえ。まるで手応えのないことのたとえ。

似たことわざ

  • (日本)
  • 糠に釘・暖簾に腕押し・蛙の面に水
  • 鹿の角に蜂・馬の耳に念仏
  • (外国)
  • アヒルの背に水(英語・オランダ・中国)
  • 風に語りかける(ドイツ)
  • 牛の角を蚊が刺す(台湾)

あらせんより

  • 二丁の豆腐をつなぎとめようとして、「鎹」を打ち込んだ。この「鎹」というのは、二本の材木などをとめるために打ち込む、コの字形の金物のことです。
  • しかし、柔らかい豆腐は、ぼろぼろになるだけで鎹は打ち込めません。つなぎとめることはできないのです。
  • つまり、いくら力を入れても何の手応えもなく、効き目のないことをいうのです。
  • ここで豆腐の一口お話です。中国に伝わる話では、漢の高祖の孫、淮南王・劉安という人が、初めて豆腐を作ったとされています。紀元前のことです。
  • 日本には平安時代の終わりに伝わってきて、しだいに広まったようです。江戸時代になって、普通の家庭でも食べられるようになったようです。
  • あらせんは豆腐が大好きです。美味しい醤油をつけて食べる冷奴は最高です。一口でご飯をたくさん食べられます。
  • これまであらせんは、この「豆腐に鎹」という全く効き目がないという場面を体験してきました。教師をしていましたので、目の前の子どもが「やる気ないし」「めんどくさいわ」「だるっ」なんて態度をとる場面がそうでした。何をやっても豆腐に鎹です。
  • 悩んで悩んでその子供たちと格闘してきましたが、その格闘の末、確信した解決法が、「相手の可能性を信じてきって」「相手にやることを決めさせる」でした。その詳しい体験談は、過去のYouTubeで紹介していますのでご覧ください。

使い方

  • 今日子、服を着替えなさい
  • はーい
  • お部屋を片付けなさいよ
  • はーい
  • ちゃんとやってるの
  • はーい
  • やってないでしょ
  • はーい
  • ???返事ばかりで、いくら言っても豆腐に鎹なんやから。
  • ちゃんちゃん

【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店

・わざわざことわざ事典 国松俊英 童心社