なくて七癖 今日から使えることわざ講座 No.82
「なくて七癖」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
ズバリの意味
だれにでも癖はあるものだということ。「なくて七癖あって四十八癖」の略。
ことわざの豆知識
「なくて」「ななくせ」と「な」を続けてリズムよくしています。「七」とは、実際の数ではなく、多いと言う意味で使われており、七がつく慣用句に、「七転び八起き」(何度失敗してもがんばること)、「七下がり七上がり」(人生には何度も浮き沈みがあるもの)などがあります。
あらせんより
- 考える時に頭をかく癖、ペンをまわす癖、指を鳴らす癖・・・。
- 自分では気づいていないかもしれません。でも「誰もが何かしら癖を持っている」というのが、このことわざです。
- 「なくて七癖、あって四十八癖」を省略しています。
- 一見癖がない人でも、7つくらいは癖があり、癖が多い人は四十八もあるということです。そんなにあるってやばいっすね。
- 癖は人に言われないとなかなかわかりません。
- あなたにもきっとあるよ、って昔の人からのアドバイスです。
使い方
- 「のぞみ」
- 「何?お母さん」
- 「お父さんを見て。考えごとする時、ああやって『爪をかむ』のよ。あれはお父さんの癖なのよ。」
- 「なくて七癖っていうけど、お母さんも歌を歌う時に目を閉じる癖あるよ」
- 「え!!本当に!」
- ちゃんちゃん
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店