世の中は三日見ぬ間の桜かな 今日から使えることわざ講座 No.115
「世の中は三日見ぬ間の桜かな」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
読み方
よのなかは みっかみぬまの さくらかな
ズバリの意味
桜が三日見ないでいると散ってしまうように、世の中は移り変わりが激しいということ。
ことわざの豆知識
江戸時代の俳人、大島蓼太の俳句「世の中は三日見ぬ間に桜かな」の「見ぬ間に」を「見ぬ間の」と変えたもの。略して「三日見ぬ間の桜」ともいう。
あらせんより
- 桜の花は、満開になったと思ったら、あっという間に散ってしまいます。そんなはかない桜の命になぞらえて、世の中の移り変わりの早さを言っているのです。
- たとえば、三日間学校を休んだら、もう勉強内容が全く変わっていた、なんていうこともありえますよね。
- スマホやゲームもどんどん進化しています。流行っているものも変わるのも早いです。
- あの角に店ができた、なんて思っていたら、数ヶ月後には違う店になっていた、なんてこともありますよね。
- これからの時代、どんどん進化が早くなっていくと言われています。変化に対応する柔軟な考えが大事なと思います。
使い方
- 「のぞみお姉ちゃん、ここって雑貨屋さんじゃなかったっけ。」
- 「ほんとや。カフェになってんな。世の中は三日見ぬ間の桜かな、やね。」
- ちゃんちゃん
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店