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漁夫の利 今日から使えることわざ講座 No.213

今日から使えることわざ講座

「漁夫の利」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。「今日から使えることわざ講座」をポッドキャストやstand.fmなどで毎日配信しています。あらせんのクスッと笑える「ことわざショートコント」で1日をスタートさせてくださいね。

ズバリの意味

当事者が争っている間に、関係のない人が入り込んで利益を横取りすること。

豆知識

英語例:Two dogs fight for a bone and the third runs away with it. (二匹の犬が一本の骨を取ろうと争い、3番目の犬がそれを持って逃げる)

あらせんより

  • 漁夫の利には、こんな由来があります。「戦国策」という本に載っています。
  • 今から2千年以上前、中国ではさまざまな国が争っていました。なかでも秦は強国としてほかの国に恐れられていました。
  • その頃、趙が燕を攻めようとしていました。
  • そこで燕の王は、蘇代という者に、趙の王を(燕を攻めないように)説得させることにしたんです。
  • 蘇代は趙の王に会うとこんな話をしました。
  • 「あるとき、しぎがはまぐりの肉をくちばしで挟むと、はまぐりは貝殻を閉じてしぎのくちばしを挟んだ。両者が互いに争っていると、通りかかった漁師が両方とも捕えてしまった」
  • 蘇代はここまで話すと口調を改めてさらに言います。
  • 「今、燕と趙が戦えば、国土は荒れ、人々は疲れ果ててしまいます。そこへ、秦がせめてきたら、燕と趙もひとたまりもありません。どうか、お考え直しください」
  • これを聞いた趙の王は、なるほどと思って、燕を攻めるのをやめたといいます。
  • こんな話が由来です。蘇代って賢いですね。

使い方

  • のぞみお姉ちゃん、今度が私がプリンを食べる番じゃなかった?
  • かなえ、本当に忘れん坊やな。この前はかなえが食べてたやん。
  • えっ!プリンがなくなってる!!きっと、たまえが食べたんやわ。まさに漁夫の利やわ。
  • ちゃんちゃん

【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店

・わざわざことわざ事典 国松俊英 童心社