Arasenblog Witten by Ryuichi Arai

木を見て森を見ず 今日から使えることわざ講座 No.36

今日から使えることわざ講座

「木を見て森を見ず」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。

読み方

きをみて もりをみず

ズバリの意味

小さなことにこだわりすぎて、全体がわからないこと。

ことわざの由来

一本一本の木を見ることにとらわれすぎて、森全体を見ないということ。

似たことわざ

(日本のことわざ)

  • 鹿を追う猟師山を見ず
  • 欲にきりなし地獄に底なし

(外国のことわざ)

  • 鹿を追う者は山を見ず(中国)
  • 木ばかりで森を見ない(ドイツ)
  • 逃げるノロシカを見て捕らえたウサギを逃した(韓国)

あらせんより

  • 目の前の細かい部分にとらわれすぎて、全体をわかっていないという意味のことわざです。
  • 森は木が集まってできています。その一本一本の木を見ているが、森全体を見ていないと言っているんです。
  • 細かいところばかり気を取られて、全体を考えないと困ったことが起こります。
  • 例えば、習字で一つひとつの字に気を取られて、全体のバランスが悪くなってしまったことってないですか?
  • 目の前のことに集中するのは大事ですが、同時に全体も見る目が必要なんですね。

使い方

  • 「勇輔、サッカーの試合がんばってたね。」
  • 「くそ~~のぞみお姉ちゃん、悔しいよ。あともう少しで、隣町のチームに勝てたのに・・・・。」
  • 「勇輔、隣町チームと引き分けだなんてすごいよ!よくがんばったよ」
  • 「くそ~~あのとき後ろにパスを出せれば良かった。ガラ空きだったもん。目の前のゴールばかり見ていたよ。まさに木を見て森を見ずだった。悔しい~」
  • ちゃんちゃん

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【参考文献】

・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社

・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム

・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研

・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店