背に腹はかえられぬ 今日から使えることわざ講座 No.11
「背に腹はかえられぬ」のズバリの意味、由来、使い方などを、ことわざマスターあらせんがわかりやすく解説します。
読み方
せにはらはかえられぬ
ズバリの意味
大事なことを守るためには、ほかのものを多少は犠牲にしてもやむを得ないことのたとえ。
ことわざの由来
背中を守るために、大事な内臓が入っている腹を犠牲にはできない、ということから。
あらせんより
- 武士が刀で戦っている時、守らなくてはならないのは腹です。
- ここには内臓(胃や腸)が入っています。
- ここを切られたら、一巻の終わり。
- 一番大事な腹を守るためなら、多少、背中を傷つけられてもしかたがない…。こんなことわざです。
- この状況、やばすぎでしょ。こういう差し迫った状況になった時、多少の犠牲を払うことで、より大切なものを守れるだろうと、昔の人からのアドバイスです。
- 私の場合、授業は受けたいけれど、小便が出そう!!!そんな時、授業を犠牲にするのはやむを得ません。迷わずトイレへ。
- 例えがしょぼ過ぎで、すみません。
使い方
- ピンポン!(家のチャイムがなる音)
- 「のぞみ、今日子ちゃんが来たわよ。」
- 「はーい。ここでおやつを全部食べてしまわなければ、勇輔におやつをとられてしまう・・・。ああああ、どうしよう・・・。」
- 「のぞみ、早くしなさい。今日子ちゃんを待たせたら悪いわよ」
- 「わかってるって。食べていたら、今日子ちゃんを待たせてしまう。しかたがない。背に腹はかえられぬから、今日は勇輔におやつをゆずるとするか…」
- ちゃんちゃん
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今日のことわざ#背に腹はかえられぬ
— 荒井 隆一(あらせん) (@PassionArasen) January 11, 2021
江戸いろはがるたの札では、
背中にお灸をすえられている男の人の絵で紹介されています。
お灸で内臓の調子をよくする代わりに、
背中のお灸の熱さに我慢しなければいけないという意味です。#ことわざ #教養 #コツコツ努力 #今日の積み上げ #諺 #学習
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社