全校集会

【全校集会】マンデラ元大統領から学ぶ「希望」

あらせん(荒井隆一)あらせん
この記事の目次
  1. ① 体験:「三日ぼうず」でもいい
  2. ② 人物の物語:マンデラさんの27年半
  3. ③ 言葉:転ぶたびに立ち上がる
  4. ④ 3つの行動
  5. 校長として思うこと

2026年9月の全校集会で、目標に向かってがんばることと「希望」を持ち続けることを話しました。題材は、南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領です。

① 体験:「三日ぼうず」でもいい

はりきって目標を立てたのに、三日でとぎれてしまった。そんな人もいるでしょう。でも落ち込むことはありません。たとえ三日でも、がんばったことは確実に自分を前に進めています。また今日から、新しく挑戦すればいいのです。

本当に強い人とは、「たおれない人」ではなく、何度たおれても、そのたびに立ち上がって前へ進む人です。

② 人物の物語:マンデラさんの27年半

1918年、マンデラ少年は南アフリカの小さな村に生まれました。当時の国には、肌の色による「アパルトヘイト」という差別の制度がありました。マンデラさんは弁護士になり、だれもが平等に大切にされる「虹の国」をめざして立ち上がります。しかし46歳で終身刑の判決を受け、27年半、およそ1万日を刑務所で過ごしました。

それでもマンデラさんは、獄中で通信教育の大学の勉強を続け、本を読み続けました。その姿に、見張りの看守でさえ次第に味方になっていきました。1978年、面会に来た娘さんが連れてきた赤ちゃん(お孫さん)には、「ザジウェ(希望)」と名づけました。1990年に解放され、のちに黒人初の大統領になって夢を実現しました。

③ 言葉:転ぶたびに立ち上がる

人生最大の栄光は、一度も転ばないことではなく、転ぶたびに立ち上がることにある。

この言葉は、マンデラさんが1998年にアメリカで演説したときにも使ったと報じられています(ニューヨーク・タイムズ、1998年9月23日)。ただし、言葉そのものはマンデラさんの創作ではありません。確認できる最も古い例は、アイルランドの作家オリバー・ゴールドスミスの1762年の本『世界市民』で、のちに孔子の言葉とも伝えられてきました。そのため「マンデラさんも好んで引用した言葉」と紹介するのが正確です。

④ 3つの行動

  1. 目標が三日でとぎれたら、「また今日から」と言って、もう一度始める。
  2. 転んだ(失敗した)ときは、「ここから何を学べたか」を一つ見つける。
  3. 友だちがつまずいたときは、「また立ち上がれるよ」と声をかける。

校長として思うこと

長い人生を語る話でも、聞く子どもには「自分にもできる一歩」が必要です。三日坊主を責めず、また今日から始めていい。そう言える学校でありたいと思っています。

あらせん(荒井隆一)
この記事を書いた人 あらせん(荒井隆一)

小学校校長。書家。ことわざの達人。SUNPEACE 理事長、情熱教師塾 塾長。第63回読売教育賞 最優秀賞。著書『いじめ2.0〜新しいいじめとの戦い方〜』。

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