「木を見て森を見ず」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
この記事でわかること(早見表)
| 読み方 | きをみてもりをみず |
|---|---|
| ズバリの意味 | 小さなことにこだわりすぎて、全体がわからないこと。 |
| 似た意味 | 鹿を逐う者は山を見ず |
| 反対・対照の言葉 | ― |
| 英語では | You can't see the forest for the trees. |
「木を見て森を見ず」の意味
小さなことにこだわりすぎて、全体がわからないこと。
「木を見て森を見ず」の由来
一本一本の木を見ることにとらわれすぎて、森全体を見ないということ。
あらせんより
目の前の細かい部分にとらわれすぎて、全体をわかっていないという意味のことわざです。
森は木が集まってできています。その一本一本の木を見ているが、森全体を見ていないと言っているんです。
細かいところばかり気を取られて、全体を考えないと困ったことが起こります。
例えば、習字で一つひとつの字に気を取られて、全体のバランスが悪くなってしまったことってないですか?
目の前のことに集中するのは大事ですが、同時に全体も見る目が必要なんですね。
使い方と例文
ショートコントで使い方をチェック
「勇輔、サッカーの試合がんばってたね。」
「くそ~~のぞみお姉ちゃん、悔しいよ。あともう少しで、隣町のチームに勝てたのに・・・・。」
「勇輔、隣町チームと引き分けだなんてすごいよ!よくがんばったよ」
「くそ~~あのとき後ろにパスを出せれば良かった。ガラ空きだったもん。目の前のゴールばかり見ていたよ。まさに木を見て森を見ずだった。悔しい~」
例文
- 漢字の書きまちがいばかり気にして作文の内容を考えないのは、木を見て森を見ずだ。
- 一つのミスにこだわりすぎると、木を見て森を見ずになってしまう。
似た意味のことわざ・反対の意味のことわざ
似た意味
- 鹿を逐う者は山を見ず(しかをおうものはやまをみず)目の前のことに夢中になって、まわりが見えなくなること。
外国の似たことわざ
- 鹿を追う者は山を見ず(中国)
- 木ばかりで森を見ない(ドイツ)
- 逃げるノロシカを見て捕らえたウサギを逃した(韓国)
英語ではなんていう?
- You can't see the forest for the trees.(木ばかり見て、森が見えない)
中学受験・テストに出るポイント
- 細かいところに気をとられて、全体が見えなくなることを表します。
- 英語の言い方から入ってきた言葉です。
確認クイズ
「木を見て森を見ず」の意味は?
- ア 細かい部分にとらわれ、全体が見えない
- イ 自然を大切にする
- ウ 木登りが得意
答えを見る
答えは「ア 細かい部分にとらわれ、全体が見えない」。一本一本の木ばかり見て、森全体を見ないことのたとえです。
動画で覚えよう
「今日から使えることわざ講座」では、ことわざをショートコントで解説しています。
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店