「千里眼」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
この記事でわかること(早見表)
| 読み方 | せんりがん |
|---|---|
| ズバリの意味 | 千里も先が見えるということから、遠くのこと、将来のこと、人の心の内などを見通す力。 |
| 似た意味 | ― |
| 反対・対照の言葉 | ― |
| 英語では | second sight |
「千里眼」の意味
千里も先が見えるということから、遠くのこと、将来のこと、人の心の内などを見通す力。
「千里眼」の由来
中国の歴史書『魏書(ぎしょ)』にある話がもとです。楊逸(よういつ)という役人は、遠くの土地のことまでよく調べて知っていたので、人々から「千里眼を持っている」とおそれられた、ということから生まれた言葉です。
一里は約四キロメートル。
英語例:He can see what the eyes cannot. (目で見えないものが彼には見える)
あらせんより
「千里眼」とは故事成語です。昔の話が元になってできた言葉です。今から元になった話をお伝えします。
中国の北魏に楊逸という人がいました。楊逸は29歳の時に地方の長官になりましたが、飢饉の時には、国の倉庫を開いて食糧を配って、多くの民衆の命を救ったといわれてます。
その頃、役人が民衆からもてなしを受けたり、賄賂を受け取ったりするのは当たり前の状況だったそうです。
楊逸はこれをやめさせるために、ひそかに情報網を各地に巡らして、部下の行動を細かく監視したそうです。
そのため、部下や人々は「楊逸長官は千里眼を持っている」と驚いたと言われています。
あらせんが注目したことは、楊逸が情報網を各地に張り巡らせたことです。結果、「楊逸は千里も先が見える」と人々から思われ、遠くのこと、将来のこと、人の心の内などを見通す力があるんじゃないか、なんて思われたのです。
今もそうだと思います。結果を出している人は情報を制しています。「情報を制するものは戦いを制す」という言葉もありますが、ビジネスをはじめ、各分野で成果を出している人は、最新の情報をキャッチしています。
あらせんも情報こそ命だと思い、読書を初め、世界をリードする人をフォローしたり、オンラインサロンに入ったりして情報を得る努力をしているところです。
使い方と例文
ショートコントで使い方をチェック
勇輔くん、拓哉くんって賢いのよ。試験に何が出るのかを当てちゃうんだから。
今日子ちゃん、拓哉くんの千里眼でも、10年後の日本はわからないだろう。ふふふ。
例文
- ぼくが考えていることを当てるなんて、母はまるで千里眼だ。
- 千里眼のような名探偵が、事件の真相を見ぬいた。
似た意味のことわざ・反対の意味のことわざ
英語ではなんていう?
- second sight(ふつうの人には見えないものが見える力)
中学受験・テストに出るポイント
- 「千里」は、とても遠いところ、という意味です。
- 遠くのことや、人の心の中まで見通す力のことです。
確認クイズ
「千里眼」の「千里」は、何を表している?
- ア 千人の村人
- イ とても遠いところ
- ウ 千年の時間
答えを見る
答えは「イ とても遠いところ」。千里(約四千キロメートル)先まで見通せるほどの力、という意味です。
動画で覚えよう
「今日から使えることわざ講座」では、ことわざをショートコントで解説しています。
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【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・深谷圭助先生のまんが国語事典 まんがことわざ事典 金の星社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店
・わざわざことわざ事典 国松俊英 童心社