情熱教師塾

諦めない生き方で掴んだものとは?絵本『サボネア』に宿る情熱の物語(情熱教師塾×戸田充広 EP4)

あらせん(荒井隆一)あらせん (更新 2026年10月30日)
この記事の目次
  1. 1. 『サボネア』とは?——教育現場でも注目のシリーズ
  2. 2. いちど“描くこと”を諦めた——そこからの再出発
  3. 3. サボネア誕生の裏側——メキシコ雑貨店の経験から
  4. 4. 出版までの険しい道——それでも持ち歩いた原稿
  5. 5. キーメッセージ:「諦めない」×「高い目標」
  6. 6. 授業・行事での活用アイデア(道徳/学級活動向け)
  7. 7. 印象に残った言葉(抜粋)
  8. 8. まとめ——“持ち歩く覚悟”が未来を連れてくる

この対話の要点3つ

  1. 芸大受験に3度不合格となり、一度は絵の道を離れた。
  2. スペイン語教材の挿絵などを通して、描く喜びを取り戻した。
  3. 不採用が続いても原稿を持ち歩き続け、出版社の会長に見せたことで出版が決まった。

教室で使える一言:「高い目標を持つと、毎日の行動が一つの方向にまとまる。」

情熱の燃料:ピンチはチャンス

先日公開された YouTube「あきらめない 生き方でつかんだものとは ゲスト:戸田充広さん EP4」を視聴しました。絵本作家・戸田充広さんが、自身の絵本シリーズ『サボネア』に込めた思いと出版までの軌跡、そして“諦めない”ことの力を、率直に語ってくれます。教育現場や家庭で子どもたちに伝えたいメッセージがぎゅっと詰まった回でした。 動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=Xiq5qZuRujA

1. 『サボネア』とは?——教育現場でも注目のシリーズ

  • サボテン×ネコというユニークなキャラクター“サボネア”が主人公の絵本シリーズ。

  • 爽やかな色彩とやさしい線で描かれ、前向きに生きる力をそっと後押ししてくれる内容。

  • 小学校の道徳や、卒業を迎える6年生へのメッセージづくりなど、学級活動・特活での活用とも相性がよいと紹介。

  • すでに6年生の学級文庫に置かれている学校もあるとのこと。


2. いちど“描くこと”を諦めた——そこからの再出発

  • 幼少期から絵が大好きで、芸大受験に挑戦するも3度不合格。18歳で一度、絵の道を離れる。

  • その後、スペイン語教材の挿絵などを通して「描く喜び」を取り戻し、創作が再び日常に。


3. サボネア誕生の裏側——メキシコ雑貨店の経験から

  • かつてメキシコ雑貨店を経営。現地で「サボテンは力強く生きる象徴」と感じたことがきっかけ。

  • 「店のキャラクターに」と構想して生まれたのが、サボテン猫“サボネア”。


4. 出版までの険しい道——それでも持ち歩いた原稿

  • 絵本の原稿を何社にも持ち込み。反応は「良いですね、でもジャンルが…」と不採用が続く。

  • それでも原稿を常に数枚携帯し、機会を逃さない準備を続けた。

  • そしてある日、出版社の会長と出会い、原稿を見たその場で「本にしましょう!」の即断。

  • 年月を重ねた原稿が、ついに世に出る瞬間を迎えた。


5. キーメッセージ:「諦めない」×「高い目標」

高すぎるくらいの目標を掲げて、そこに向かって燃やす情熱が“仕事の質”を変える。

  • ただ粘るだけではなく、“すごいところ”に目標を置くことが大切。

  • たとえば「世界平和」のような一見遠いゴールでも、進む方向が定まることで日々の選択が変わる。

  • その積み重ねが、自分も周りも幸せにする達成感へ。


6. 授業・行事での活用アイデア(道徳/学級活動向け)

45分授業のミニプラン例

  1. 導入(5分)
    「諦めないってどういうこと?」と問いを提示。表紙や1枚イラストを見せ、想像を膨らませる。

  2. 読み聞かせ(10分)
    声のトーンを変え、サボネアの心の動きに注目させる。

  3. 個人思考(5分)
    ワークシート:

    • 今日の物語で**“心が動いた一言/一場面”**

    • 自分の生活で**“続けてみたいこと”**

  4. 対話(15分)
    ペア→全体。“諦めないための工夫”(宣言カード・応援者をつくる・進捗を見える化)。

  5. まとめ(10分)
    「高い目標×小さな一歩」を黒板に可視化。1週間チャレンジを各自で設定。

卒業前のメッセージづくり

  • 『サボネア』の**見開き風に“未来の自分へ”**一言メッセージをレイアウト。

  • 教室後方に**“サボネア・ウォール”**を作り、毎日1歩の記録を掲示。


7. 印象に残った言葉(抜粋)

「原稿をいつも持ち歩いた。チャンスは突然来るから。」
「高い目標があると、日々の行動がそろってくる。」


8. まとめ——“持ち歩く覚悟”が未来を連れてくる

一度は手放した夢でも、情熱と高い目標を掲げ続ければ、思いがけない形で花開く——サボネアの物語と戸田さんの実人生がそれを示してくれました。
授業や家庭で、小さな一歩を重ねる仕掛けをつくり、子どもたちの「諦めない力」を育てていきたいですね。



次の一歩

あらせん(荒井隆一)
この記事を書いた人 あらせん(荒井隆一)

小学校校長。書家。ことわざの達人。SUNPEACE 理事長、情熱教師塾 塾長。第63回読売教育賞 最優秀賞。著書『いじめ2.0〜新しいいじめとの戦い方〜』。

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