この記事の3行まとめ
- ネットのいじめも、法律で決められた「いじめ」です。ガマンしなくていいのです。
- 返信しない、証拠を残す、ブロックする、大人に話す、通報する。この5つで身を守れます。
- ひどい書きこみは、消してもらうこともできます。おうちの人と一緒に動きましょう。
LINEのグループで悪口を書かれた。自分だけグループから外された。知らないうちに、写真をのせられていた。
ネットのいじめは、家に帰ってからも続きます。夜中でも通知が来るので、心が休まりません。とてもつらいことです。
でも、知っておいてください。ネットでのいじめも、法律で決められた「いじめ」です。2024年度に全国の学校が見つけたネットいじめは、約2万7千件ありました。あなただけではありません。そして、止める方法があります。
今すぐできる5つのこと
1. 返信しない
言いかえしたくなる気持ちは、よくわかります。でも、返信すると、やりとりがもっとひどくなることがあります。まずは、だまって画面をとじましょう。
2. 証拠を残す
書きこみは、相手が消してしまうことがあります。消される前に、スクリーンショットをとっておきましょう。相手の名前、日にち、時こくがわかるようにとるのがポイントです。くわしいとり方は、いじめ記録ノートと証拠の残し方で説明しています。
3. ブロック・ミュートする
証拠を残したら、相手をブロックしたり、ミュート(通知を止める)したりしましょう。グループを抜けてもかまいません。いやな言葉を見ない時間をつくることが、心を守ります。
4. 大人に話す
ネットのいじめは、子どもだけで解決するのがむずかしいものです。おうちの人や先生に、スクリーンショットを見せて話してください。学校でのいじめと同じように、学校はあなたを守るために動きます。
5. 通報する・消してもらう
LINEやInstagram、TikTok、Xなどには、ひどい投稿を運営会社に知らせる「通報」の機能があります。通報されたことは、相手には知らされません。
書きこみを消してもらうには
ひどい書きこみや写真が消えないときは、おうちの人と一緒に、次の窓口に相談できます。
| 窓口 | できること |
|---|---|
| 法務局のインターネット人権相談 | 人権を傷つける書きこみについて相談でき、必要なときは法務局からサイトの運営者に削除をもとめてくれることがあります |
| 違法・有害情報相談センター | 総務省が支えている窓口です。サイトの運営者に削除をお願いする方法を教えてくれます |
| 警察の少年相談窓口 | 「殺す」などのおどし、はだかの写真をのせられた、お金をとられたときは、すぐに相談してください |
2025年4月からは、大きなSNSの会社に、削除のお願いにすばやく対応することが法律で求められるようになりました。
絶対にしてはいけないこと
- 相手のはずかしい写真や悪口を、仕返しにネットにのせる
- 相手の名前や学校を、ネットで広める
仕返しをすると、あなたが「いじめた側」になってしまいます。仕返しは、大人にまかせましょう。
あなたは悪くない
「そんな写真を送った自分が悪い」「グループで変なことを言った自分が悪い」。そう思わなくていいのです。どんな理由があっても、人を傷つける書きこみをする方が悪いのです。
ひとりでかかえこまずに、今日、だれかに話してください。電話やLINEで相談できる窓口は、相談窓口一覧にまとめています。
出典:いじめ防止対策推進法 第2条、文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」、総務省「インターネット上の違法・有害情報に対する対応(情報流通プラットフォーム対処法)」
