「悪事千里を走る」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
この記事でわかること(早見表)
| 読み方 | あくじせんりをはしる |
|---|---|
| ズバリの意味 | 悪い行いやうわさは、千里の距離を走るようにすぐに世間に知れ渡ること。 |
| 似た意味 | 人の口には戸は立てられぬ |
| 反対・対照の言葉 | 好事門を出でず |
| 英語では | Bad news travels fast. |
「悪事千里を走る」の意味
悪い行いやうわさは、千里の距離を走るようにすぐに世間に知れ渡ること。
「悪事千里を走る」の由来
もとは中国のことば。
あらせんより
みなさん、気をつけましょう。悪いことをすると、そのうわさはすぐに遠くまで知れ渡ってしまいます。
一里とは、昔の人が1時間に歩ける距離をもとに作った単位で約3.9km。千里は約3900kmになり、日本列島がすっぽりおさまってしまいます。
すごい距離ですね。
今はSNSがあるので、悪いうわさは一瞬で遠くまで広まりますが、インターネットもスマホもない時代に昔の人はすごいです。まさに予言していたようですね。
それにしても、よいうわさはそうでもないのに、悪いうわさはあっという間に広まるんですよね。
使い方と例文
ショートコントで使い方をチェック
「のぞみお姉ちゃん、ただいま!」
「勇輔、学校で何かしたん?お母さん、めちゃくちゃ怒ってるで」
「えっ!たしかに・・・やってはいけないことをしてしまってんけど・・・。」
「お母さんが、帰ってきたらリビングに来るようにって言ってたで」
「わかった・・・」
(リビングで)
「お母さん、ただいま」
「勇輔、今日、学校でイタズラしたんだって!」
「えっ!なんで、もうバレてんの!?」
「悪事千里を走るってことです。勇輔!ここに座りなさい!」
「ごめんなさい」
例文
- いたずらをしたことが、悪事千里を走るで、次の日には学校中に知られていた。
- 悪事千里を走るというから、悪いことは必ず知られてしまうものだ。
新しい記事を、メールで受け取れます(記事を出したときだけ・いつでも解除できます)→
似た意味のことわざ・反対の意味のことわざ
似た意味
- 人の口には戸は立てられぬうわさが広まるのは止められないこと。
反対・対照の言葉
- 好事門を出でず(こうじもんをいでず)よい行いは、なかなか世間に知られないこと。
外国の似たことわざ
- 悪い知らせはすぐ伝えわる(ドイツ)
- 悪い知らせは常に早く来る(オランダ)
- 悪い知らせには翼がある(スペイン・メキシコ)
- 悪い噂は羽が生えたように進み、良いのは進まずに止まる(ハンガリー)
英語ではなんていう?
- Bad news travels fast.(悪い知らせは速く伝わる)
中学受験・テストに出るポイント
- 「千里」は、とても遠いところのたとえです。
- 中国の古い言葉「好事門を出でず、悪事千里を行く」から生まれました。
確認クイズ
「悪事千里を走る」の「千里」が表しているのは?
- ア 千人の人
- イ とても長い時間
- ウ とても遠いところ
答えを見る
答えは「ウ とても遠いところ」。悪いうわさは、すぐに遠くまで伝わるという意味です。
動画で覚えよう
「今日から使えることわざ講座」では、ことわざをショートコントで解説しています。
あわせて読みたい
【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
・世界のことわざ比較辞典 日本ことわざ文化学会 岩波書店
