舟に刻みて剣を求む

ことわざ

ふねにきざみてけんをもとむ

舟に刻みて剣を求む(ふねにきざみてけんをもとむ)の意味・由来・使い方|例文と似たことわざ【小学生にもわかる】

ズバリの意味時代や状況が変わったのに気づかず、古いやり方にこだわるおろかなこと。
あらせん(荒井隆一)ことわざの達人 あらせん(小学校校長) 更新
この記事の目次
  1. 早見表
  2. 意味
  3. 由来
  4. あらせんより
  5. 使い方と例文
  6. 似たことわざ
  7. 英語では?
  8. テストに出るポイント
  9. 確認クイズ
  10. あわせて読みたい

「舟に刻みて剣を求む」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。

この記事でわかること(早見表)

読み方ふねにきざみてけんをもとむ
ズバリの意味時代や状況が変わったのに気づかず、古いやり方にこだわるおろかなこと。
似た意味株を守りて兎を待つ、柳の下にいつもどじょうはいない
反対・対照の言葉―
英語ではmark the boat to find the lost sword
種類故事成語

「舟に刻みて剣を求む」の意味

時代や状況が変わったのに気づかず、古いやり方にこだわるおろかなこと。

「舟に刻みて剣を求む」の由来

舟から剣を落とした人が、舟べりに印をつけ、舟が止まってからその印の下をさがした話(『呂氏春秋』)から。

あらせんより

あらせん(荒井隆一)
あらせん小学校校長・ことわざの達人

「舟に刻みて剣を求む」とは故事成語です。中国の『呂氏春秋』という本にある話がもとになっています。

昔、楚の国の人が舟で川をわたっていたとき、大切な剣を川に落としてしまいました。その人はあわてず、舟べりに「ここから落とした」と印を刻みました。そして、舟が向こう岸に着くと、その印の下の水にもぐって、剣をさがしたのです。

でも、舟は動いているのですから、剣が見つかるはずはありませんよね。

このように、時代や状況が変わったのに気づかず、古いやり方にこだわるおろかさを表した言葉です。「刻舟(こくしゅう)」とも言います。

使い方と例文

ショートコントで使い方をチェック

「お父さん、何してるん?」

「勇輔、去年、この公園のこの木の下で百円ひろったんや。だから、今日もここで待ってるんや。」

「それ、舟に刻みて剣を求む、やで!」

ちゃんちゃん

例文

  • 昔のやり方にこだわってばかりいては、舟に刻みて剣を求むことになる。
  • 時代は変わったのに、同じ作戦ばかりでは、舟に刻みて剣を求むようなものだ。

似た意味のことわざ・反対の意味のことわざ

似た意味

  • 株を守りて兎を待つ一度うまくいったやり方にこだわって、進歩しないこと。
  • 柳の下にいつもどじょうはいない一度うまくいっても、いつもうまくいくとはかぎらないこと。

英語ではなんていう?

  • mark the boat to find the lost sword(失った剣を見つけるために舟に印をつける)

中学受験・テストに出るポイント

  • 『呂氏春秋』の楚の人の話が由来です。
  • 似た意味の「株を守りて兎を待つ」とセットで出題されます。

確認クイズ

「舟に刻みて剣を求む」の話で、楚の人がおかしかったのはなぜ?

  • ア 舟が動いていることを考えなかった
  • イ 剣が重すぎた
  • ウ 泳げなかった
答えを見る

答えは「ア 舟が動いていることを考えなかった」。舟は動いているので、印の下をさがしても剣は見つかりません。

あわせて読みたい

【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社

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あらせん(荒井隆一)
この記事を書いた人 あらせん(荒井隆一)

小学校校長。書家。ことわざの達人。SUNPEACE 理事長、情熱教師塾 塾長。第63回読売教育賞 最優秀賞。著書『いじめ2.0〜新しいいじめとの戦い方〜』。

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