「苛政は虎よりも猛し」の「ズバリの意味」「由来」「使い方」などを、ことわざの達人あらせんがわかりやすく解説します。
この記事でわかること(早見表)
| 読み方 | かせいはとらよりもたけし |
|---|---|
| ズバリの意味 | むごい政治は、人を食う虎よりもおそろしいということ。 |
| 似た意味 | ― |
| 反対・対照の言葉 | ― |
| 英語では | Tyranny is more terrible than a tiger. |
| 種類 | 故事成語 |
「苛政は虎よりも猛し」の意味
むごい政治は、人を食う虎よりもおそろしいということ。
「苛政は虎よりも猛し」の由来
家族を虎に殺されても、むごい政治のない土地をはなれない女の人の話を聞いた孔子の言葉(『礼記』)から。
あらせんより
「苛政は虎よりも猛し」とは故事成語です。中国の『礼記』という本にある、孔子の話がもとになっています。
孔子が旅をしていると、お墓の前で泣いている女の人がいました。わけを聞くと「夫の父も、夫も、息子も、虎に食べられてしまいました」と言います。孔子が「それなら、なぜこの土地をはなれないのですか」とたずねると、女の人は「ここには、むごい政治がないからです」と答えました。
それを聞いた孔子は、弟子たちに「むごい政治は、人を食う虎よりもおそろしいのだよ」と言ったそうです。
「苛政」とは、人々をくるしめる、きびしすぎる政治のことです。政治がどれほど人々のくらしに大切か、教えてくれる言葉ですね。
使い方と例文
ショートコントで使い方をチェック
「お父さん、うちのクラス、学級委員がきまりを百個も作ったんや。」
「百個!?どんなきまりや?」
「『ろうかで笑うな』『給食はかまずに飲みこめ』……苛政は虎よりも猛しやで!」
例文
- 昔の人々は、苛政は虎よりも猛しという言葉どおり、重い税にくるしめられた。
- 苛政は虎よりも猛しというように、政治のあり方はくらしを大きく左右する。
似た意味のことわざ・反対の意味のことわざ
英語ではなんていう?
- Tyranny is more terrible than a tiger.(暴政は虎よりおそろしい)
中学受験・テストに出るポイント
- 『礼記』にある孔子の話が由来です。
- 「苛政(かせい)」の読み方と意味(むごい政治)がよく問われます。
確認クイズ
「苛政」の意味は?
- ア 虎のすむ山
- イ 人々をくるしめるむごい政治
- ウ やさしい政治
答えを見る
答えは「イ 人々をくるしめるむごい政治」。むごい政治は、人を食う虎よりもおそろしいという意味です。
あわせて読みたい
【参考文献】
・小学生おもしろ学習シリーズ まんがことわざ大辞典 西東社
・やばいことわざ 監修 齋藤孝 アスコム
・小学生のまんが ことわざ辞典 改訂版 金田一春彦監修 金田一秀穂監修 学研
・小学生のためのことわざをおぼえる辞典 川嶋優編集 五味太郎絵 旺文社
